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世界のムチ

西洋において、主に抵抗できない相手を殺さずに痛めつける拷問用途に生まれた道具であり、戦闘用の武器ではない。
東洋における鞭(笞、むち)とは、人や動物を打つ為の細長い竹の棒、若しくは棒状の柄に革紐や鎖などを取り付けた道具である。
概ね棒状のものをロッド、ひも状のものをウィップといい、広義では、新体操のリボンなども含まれる。

●ブルウィップ(起源 : 牛追い鞭)
長く柔軟な1本に編まれた鞭で、長さは1mから8m近いものまである。発祥は牛をコントロールするのに使われる農具である。
素早くふるう事により破裂音を出し牛を追うのに使っていたのだが、後にムチの愛好家によって音を鳴らすクラッキングと的を狙うシューティングに分かれアメリカ西部の競技などに用いられるようになった。
この競技をウィップ・クラッキングという。
プロのクラッキングでは、ブルウィップの先端の速度が音速を超える。

●馬上鞭
馬の尻などを打って馬に指示を出すための鞭。
長さは60cmほどで先端には小さな板が付けられており痛みよりも音を大きく鳴らすことが目的。
3m以上の馬車用のものもある。

●キャットオブナインテイル
柄に九つ、もしくはそれ以上の数の革紐を取り付けた拷問器具。
一度の振りで多くのみみず腫れを起こす。
房が多い分一本一本の威力が低く戦闘用には向かないが、拷問用としては致命傷を与えにくいことが長所となる。

●教鞭
「教鞭を執る」という成句があるように、かつて教場で教師が鞭を持ち使っていた。
西洋では、樺(かば)の枝が使われたことから、バースロッドともいう。

●鞭
中国などで用いられた、竹、木、金属など材質や長さが様々な棒状の武器。
しなりはまったく無く、鉄の場合は鉄鞭という。
柄となる部分以外には、威力を増すために節などが付けられ多節鞭もある。
日本では、竹を素材とするものを「笞」という。
十手も鞭の一種で、鉄扇や喧嘩煙管などのような特殊なものもある。

日本のムチの歴史
罪人に苦痛を与えて強制的に白状させる拷問は、日本でも古代から存在していたと推測されるが、公式に制度化されたのは奈良時代、大宝律令が制定されてからである。
律令で定められた拷問は、罪の容疑が濃厚で自白しない罪人を、刑部省の役人の立ち会いのもと、杖(じょう)、拷問に用いる場合は訊杖(じんじょう)を用いた。
律令における訊杖の規格では、長さ3尺5寸=約1mで、先端が4分=約1.2cm、末端が3分=約0.9cmと定められていた)で背中15回・尻部15回を打つ。
自白できない場合は次の拷問まで20日以上の間隔をおき、合計200回以下とする条件で行っていた。
皇族や役人などの特権者、16歳未満70歳以上の人、妊娠間近の女性に対しては原則的には拷問は行われなかった。
ただし、謀反などの国事に関する犯罪に加担していた場合は地位などに関係なく、合計回数の制限もなかったと思われる。
このため拷問中に絶命する(杖下に死す)罪人も少なくなかった。
奈良時代の著名な政変の一つである橘奈良麻呂の乱で、謀反を企てた道祖王、黄文王、大伴古麻呂らが杖で長時間打たれた末、耐えかねて絶命したのは良く知られているが、他にも長岡京造成途上での藤原種継暗殺事件や、承和の変、応天門の変などでも容疑者を杖で打ち続ける拷問が行われたとされている。
やがて遣唐使中止や延喜の治の頃になると、杖で打つ拷問は廃れていったと考えられる。

江戸時代に行われた拷問としての鞭打ちを笞打(ちだ、むちうち)という。
被疑者を上半身裸にし、肩に肉が盛り上がるようなかたちで縛り固め、非人や牢屋の中間が縄の端を引っ張って動けないようにするところから始まる。
被疑者は自白するまで何度も何度も打たれるが、このとき使われるのは箒尻(ほうきじり)という棒である。
時代劇では、ささらや弓の折れたものなどが使われるが、箒尻は竹を途中まで二つに割り、麻糸で固く補強してから、さらに観世紙縒(かんぜこより)で補強したもので、重さは軽いが非常に打撃力が強い。
刑罰として行なわれる場合には咎打(とがうち)という。

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